この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
運命の人
第29章 言葉
それから、海人を迎えに実家に行き、二人で叱られて。。。

でも、次の日も健人と夫婦で、一緒にいられた

それから、半年が過ぎた

お盆。。。

家族が集まる行事

ゴールデンウィークは、上手く逃げたが。。。

お盆は逃げられない。。。

家族でいる以上は、1年に何度か必ず会う

わかっていたことだ

拓人に逢う日は必ずやってくる

実家に行く前の日は、健人が私を抱きしめてキスしてきた


「っ。。。すごく不安。。。」


健人らしくないセリフにキュンとなる


「美海。。。兄貴に近づかないって約束して。。。?」


震える健人に、抱きついていく


「けんちゃん。。。不安?」


噛みつくようなキスしていくが、体は求めてくれない


「っ。。。シヨうよ?」


堪らなくなり、健人自身に手を伸ばしていくと、手を捕まえてくる


「明日。。。な?

兄貴のいる家でシヨう。。。

いいだろ?」


「っ。。。けんちゃん。。。?

明日は、明日でいい。。。

今は今で抱いてほしいよ。。。?」


同じように不安な私が健人に、抱きついていくがキスして髪を撫でてくる


「明日。。。な?」


「うん。。。」


お互いが不安なまま眠ろうとする



最近、海人が話はじめた

初めて私を呼んだ名前は。。。



「みぃ」



だった

呼ばれた瞬間、健人の顔が凍りついたのを覚えている


「パパ」


健人に、笑顔で笑う海人を抱きしめていた


「何で。。。?何でみぃ。。。?」


健人が私の頭をポンポンして言った


「ごめん。。。俺のせいだな。。。


美海は、海人の前ではパパって呼んでるのに、俺がママって呼ばないから。。。


これからは、海人の前ではママって呼ぶよ。。。

その内、みぃって呼ばなくなる

ぅの発音がぃになってるだけだ

気にするな?」


気にするなと言った健人が、1番気にしてるじゃない。。。

口に出せない言葉を飲み込んでいく

不安な夜は、眠れない。。。

夢の中で、拓人の呼ぶ声が聞こえた


「みぃ?

俺、みぃのこと、やっぱり好きかも。。。」


涙が流れていく


黙って抱きしめてくれる健人の腕の中で目を閉じていった

/350ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ