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運命の人
第31章 家出
ひたすら歩いていくと、帰る場所さえないことに気づいてしまう

実家にも帰れない

財布さえも持っていない

海人。。。も、健人の実家だ


海人に会いたい。。。

泣きながら歩いていくと、肩を捕まえられた


「え?

どうしたの?」


お義姉さんが、私を見る


「健人は?」


「っ。。。わからない。。。」


わあっと泣き出す私に、慌てたのかハンカチを渡してくる


「どうしたの?」


拓人じゃない男に肩を抱かれた義姉は、美しい。。。

見とれて涙が止まると、彼と話している

彼は、黙って離れていき、義姉は私を引っ張っていく

ベンチに座らせると、尋問が始まる

何となく曖昧に話していく

2番目の女に全てはさらけ出せない私がいた

プライドが邪魔をして、本音が半分も伝えられない


「タクシー、呼ぶわ。。。」


夏祭りの混雑する中、タクシーを呼ぶと目立っていた

お義姉さんは、気にする素振りもなく、私をタクシーに乗せて、一緒に乗った

家につくと、浴室に押し込められていく


「着替え、用意しておくわ。。。」


何も聞かない義姉は、私を浴室に押し込めると、離れていった


温かいシャワーを浴びていくと、汚れと一緒に流れていくみたいだ

浴室から出ると着替えが用意されていた


私の荷物から出したのかな。。。?


見覚えのある部屋着だが、持ってきた覚えはない

着替えて出ていくと、お義姉さんが部屋から手招きしている

部屋に入って行くと、子供達と海人は寝ているようだった


「海人。。。お義母さんの所じゃなかったんですか?」


「連れてきたのよ。。。?

一緒にいたいでしょう?」


「っ。。。すみません。。。」


海人の頭を撫でると、幸せそうに寝ている

ビールを渡してくるお義姉さんが、私を見る


「その服。。。誰のかわかる?」


「え?私のっぽいですけど?

違いますか?」


意味ありげに笑うお義姉さんが私を見る


「そうよ?美海ちゃんのよ。。。

20年近く前の忘れもの。。。

あの人、ずっと捨てられないですもの。。。

少し妬けるわね。。。」


「え?」
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