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運命の人
第31章 家出

部屋に入ると甘い匂いがした
海人を抱きしめながら、ベッドに横になると安心していく
「みぃっ?」
海人が私を見るのを頭を撫でながら話しかけていく
「ママ。。。言ってごらん?
ママ。。。ママ。。。」
何度も教えながら眠りに落ちていく
実家の自分の布団は、懐かしく安心した
拓人は、私のことはお見通しだった。。。
はぁあっ。。。
ため息しか出ない。。。
家出すら自由に出来ないのね。。。
目が覚めると、海人はまだ寝ていた
そっと起き上がり、下に降りて行くと久しぶりの実家の朝食がならんでいた
「あら、起きたの?海人は?
海人の離乳食も作ったのよ?
みんなで朝食にしましょう?」
てっきり怒っていると思っていたお母さんは、ご機嫌な様子だ
海人を連れて、食事の席に座ると、お母さんは楽しそうに海人に食べさせていく
久しぶりに、誰かに作ってもらった食事は美味しかった
何も聞かないお母さんもお父さんも、海人にかまいっきりで、このままずっといたらいいのよ?なんて言っている
久しぶりに、家事も子育てもしなくていい状況に、何もすることがなくて、退屈に感じはじめていた
何もすることがないのも、辛いのね。。。?
やっぱり私って自分勝手だよなぁ。。。
ぼんやりテレビを見ていると、お母さんが話しかけてくる
「たまには、出かけてきたら?
1人で行きたい場所や友達に会ったりしたら?」
「行きたい場所ねぇ。。。?
友達はいないし。。。」
口ごもると、お母さんがどこかに電話している
電話を切ると、嬉しそうに私に言う
「こないだ、愛ちゃんが遊びに来たのよ?
で、連絡取り合うようになって
美海の話し相手になってくれるように電話したから?
いってらっしゃい?」
何と勝手なことをしてくれたのだろう。。。
開いた口がふさがらない私の背中を押していく
「車で迎えに来てくれるって?
たまには、女同士で話してきなさいっ
あんた、健人くんと結婚してから健人くん以外と話したりしてないでしょう?」
「まあ。。。そうだけど。。。
愛ちゃんは、ちょっと。。。?」
「何、言ってるの?
あんなに仲が良かったじゃない?」
無理やり、かばんを渡されて追い出されるように玄関に押されていった
海人を抱きしめながら、ベッドに横になると安心していく
「みぃっ?」
海人が私を見るのを頭を撫でながら話しかけていく
「ママ。。。言ってごらん?
ママ。。。ママ。。。」
何度も教えながら眠りに落ちていく
実家の自分の布団は、懐かしく安心した
拓人は、私のことはお見通しだった。。。
はぁあっ。。。
ため息しか出ない。。。
家出すら自由に出来ないのね。。。
目が覚めると、海人はまだ寝ていた
そっと起き上がり、下に降りて行くと久しぶりの実家の朝食がならんでいた
「あら、起きたの?海人は?
海人の離乳食も作ったのよ?
みんなで朝食にしましょう?」
てっきり怒っていると思っていたお母さんは、ご機嫌な様子だ
海人を連れて、食事の席に座ると、お母さんは楽しそうに海人に食べさせていく
久しぶりに、誰かに作ってもらった食事は美味しかった
何も聞かないお母さんもお父さんも、海人にかまいっきりで、このままずっといたらいいのよ?なんて言っている
久しぶりに、家事も子育てもしなくていい状況に、何もすることがなくて、退屈に感じはじめていた
何もすることがないのも、辛いのね。。。?
やっぱり私って自分勝手だよなぁ。。。
ぼんやりテレビを見ていると、お母さんが話しかけてくる
「たまには、出かけてきたら?
1人で行きたい場所や友達に会ったりしたら?」
「行きたい場所ねぇ。。。?
友達はいないし。。。」
口ごもると、お母さんがどこかに電話している
電話を切ると、嬉しそうに私に言う
「こないだ、愛ちゃんが遊びに来たのよ?
で、連絡取り合うようになって
美海の話し相手になってくれるように電話したから?
いってらっしゃい?」
何と勝手なことをしてくれたのだろう。。。
開いた口がふさがらない私の背中を押していく
「車で迎えに来てくれるって?
たまには、女同士で話してきなさいっ
あんた、健人くんと結婚してから健人くん以外と話したりしてないでしょう?」
「まあ。。。そうだけど。。。
愛ちゃんは、ちょっと。。。?」
「何、言ってるの?
あんなに仲が良かったじゃない?」
無理やり、かばんを渡されて追い出されるように玄関に押されていった

