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運命の人
第32章 過去と向き合う
朝日が眩しい。。。

目を開くと、腕の中にいた

顔を上げると健人の寝顔がある

気だるい体が熱くて堪らない。。。

体を離そうとすると強く抱きしめられていく


「よく寝られた?

おはよう。。。?」


優しく甘いキスしてくれる健人が私を離してくれない


「媚薬。。。抜けた?」


「はぁっ。。。わからない。。。」


胸を擦ってくる健人を拒めないでいる


「ちゃんと話してから、愛してあげたかったんだ。。。」


耳を舐めながら聞いてくる


「何で祭りの日、帰った?

待ってろって言ったよな?

兄貴とキスしてた。。。

っ。。。何で。。。?」


頭が上手く回転しない

昨日。。。?一昨日。。。?

私は、拓人とキスした?

家ではしたよね

外で健人の見える場所でした?

健人が、わざと揺すって言ってるだけ?

グラグラする頭で思考回路を動かしていく

正しい返事はどれ?

1 キスしたと認める

2 キスしてないといい続ける

3 わからないと言う

4 答えない

5 泣く


わからない。。。正しい返事はどれ?

4の答えないを選択していく


わからないふりして健人を見る

髪を撫でて抱きしめられていくと、ふいに、この腕の中にいたのは私じゃない女だったのを思い出した

ポツリポツリと話していく健人の話を聞いていく

彼女は私と付き合う日まで、付き合っていた女みたいだ

そういえば、彼女いた話してたような。。。?


でも、元彼女が嫌だと思った理由は違う

ひどく嫌悪感がした


「彼女、私にそっくりだったよ。。。?」


思いきって、嫌悪感の理由をぶつけてみる

少し驚いた顔をして、口角が上がる

私の頬をさわりながら笑う


「そうだよ。。。

同じ髪型、メイク、服装、歩き方

同じになるように躾たんだから?

まあ、性格は無理だったけどな?」


クスクス笑いながら、頬をさわる健人にゾクリとした


「同じに。。。?」


声が震える



怖い。。。



健人が私を見るけど、健人をまっすぐに見ることができない


本当にそっくりだった。。。


怖いぐらいに。。。


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