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運命の人
第32章 過去と向き合う
怖いと感じている私に、健人は気づかない

ある意味、樹 元旦那と同じではないだろうか。。。?

また、家という箱に閉じ込めて管理されていく日々

私が、そうさせているのだろうか?


きっと逃げられない。。。


チラリと健人を見る


「ん?」


大好きな顔が私を見る

頬に手を当てて話していく


「約束しようか。。。?」


「っ。。。約束。。。?」


「もう、逃げ出したりしないように?

美海は海人を俺から引き離すつもり?

家出して、もう帰らないつもりだった?」


「違っ。。。う。。。

何となく1人になりたかっただけ。。。」


笑顔の健人が怖い。。。


「約束

1つ。。。愛ちゃんには2度と会わないこと

2つ。。。元旦那にも2度と会わないこと

3つ。。。兄貴と二人きりにならないこと

海人は俺の子供だよ。。。?

海人から父親を奪うようなことは、美海はしないよな?」


怖い。。。


「わかった。。。」


そう答えるのが精一杯だった


親友と2度と会わない

元旦那と2度と会わない

元彼とは二人きりにならない



簡単なようで難しい。。。

過去と決別する約束。。。


全ては海人のため。。。

海人には幸せな未来を託したい


両親揃った家庭を壊したくない


代わりに。。。



私の心を壊した。。。


家という名前の箱に閉じ込められる

もう、健人以外の人には会えない。。。



健人を裏切らないためにも。。。




過去と決別する。。。


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