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第1章 出逢い

でも、いつしか物足りなくなった

私にとっては、旦那は、三人目だった

元彼は、手慣れていて何度も絶頂まで達した

手慣れている、女慣れしているのが嫌で別れたはずだった

まさか、旦那に不満足に思う日が来るなんて、思わなかった

友達の彼氏の友達だった旦那とは、いつしか4人で遊ぶうちに仲良くなり付き合った

周りが結婚ラッシュになる頃、流行りに乗り遅れないかのように結婚した

プロポーズは、覚えていない

結婚するまで、手を出さないと言う旦那に誠実さを感じた

今までみたいに、ドキドキしたりキュンキュンしたりしなかったけど、結婚するなら、ちょうどいいって思った

長い未来は、ドキドキしたりキュンキュンしたりすることなんて無くなるに決まっているから。。。

私を好きな人と結婚しようと思ってた

でも、まさか6年も感じることさえないセックスするなんて。。。

欲求不満で、堪らない。。。

昨日のセックスを思い出してみる

ベッドに入って眠くなる頃に、胸に手が伸びてきた

胸を揉みながら、下着を脱がせてきた

まだ、濡れていないソコに、旦那の舐めた指が入ってきた

唾液で濡らされたソコに、脚を開いて無理やり入ってきた

ゆっくり、律動すると濡れてくる


「ぁっ。。。」


「美海。。。出すよ。。。」


感じ初めたばかりなのに、終わった

私の中に出したら、出ていき、起きていく


「シャワー、浴びてくる」


抱きしめてもくれない。。。

ただ、むなしくなり自分を慰めていく

私は、女として見られていないんじゃないんだろうか。。。？


愛を感じない交わりは、むなしい。。。


私は、結婚相手を間違えたんだろうか？


もう、このむなしく悲しいセックスはしたくない。。。


相変わらず５人は、出来もしない子供の話で盛り上がっている

子供なんて、出来るわけないじゃない。。。

だって、私は望んでいない。。。

でも、もし妊娠したら、あのむなしく寂しいセックスはしなくていいんだろうか。。。？

意味もなく、５人に笑いかけながら話を聞いているフリをする

早く帰ろう。。。

食事も終盤だ。。。