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運命の人
第4章 図書館
我慢できなくなり、口にしてはいけない言葉が止まらない。。。

もう、嫌われてもいい。。。

終わりにしてもいい。。。

そう思うと、不満をぶつけていく


「暇じゃないわ。。。

あなたが休みで、座ってたり、寝ころがっていたりしても、洗濯して掃除して座る暇も、ないわ。。。」


「美海?

お前、最近変だよ。。。?」


「変じゃないわ。。。

1人で、誰もいない家にいて、自分の作ったご飯を寂しく食べるくらいなら、出かけたいって言ってるだけでしょう?

何で?何で、ダメなのよっ?」


イライラして、怒り口調になる

樹が私を睨む


「お前は、ハメを外しすぎるからだよ。。。」


はあ?どんな理由?

いつの間にか家について樹が声を荒げていく


「そんなこと言う主婦はいない」


「私の周りにはたくさんいるわ?

ずっと、友達と出かけることさえ、ランチしか行かせてくれないし、たまには飲みに行ったりしたい。。。

私のストレスはどこで、発散したらいいのよっ?」


言葉は止まらない。。。


「自分は遊びに行くのに、私にはダメだなんて、おかしいわっ

主婦は何もしてないとでも言うの?」


悔しい気持ちが溢れて、涙が流れてしまう。。。


「いちいち、泣くことかよ。。。チッ。。。」


心が傷つけられていく


「泣いてないっ。。。」


精一杯の強がりをするが、涙は止まらない。。。


「そもそも、何でパチンコに行くのが嫌なわけ?

美海に迷惑かけてないよな?」


「勝手に使いこんだり、普段ケチなのは、パチンコ中心だからでも?」


「たまにだろ?」


樹と付き合う前の彼は、イケメンだった

女にも、モテていろいろ知っていた

でも、パチンコに夢中で約束したのに来なかったり、パチンコで負けると、私にお金を貸してほしいと何度も貸した

そんな出来事が嫌で、イケメンじゃなくても、私だけを大切にしてくれる人を選んだつもりだった

パチンコさえ、してなければ。。。

セックスすら、合わないのに。。。


「初めに、言ったよ?

パチンコする人は選ばないって。。。」


「だから、ストレス発散だよ。。。」


「パチンコやめるから付き合ったし、結婚したのに、これじゃあ、詐欺じゃないっ」






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