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運命の人
第4章 図書館
言い過ぎたと気づいたが、口に出した言葉は止まらない。。。

ずっと我慢していた

1人で待つだけの毎日が、週末なのに1人で待つだけの生活が嫌で堪らなかった

結婚してるから、旦那さんがいるから。。。

そう言われて、誘われなくなり、友達が減っていった

新しく友達を作りたくても、誘いには応じられなかった

本当は、家でいつも、1人だなんて言えなかった

プイと顔を横にすると、樹は私を睨み付けている


「もう、口をきかないってこと?

勝手にしろ。。。」


結局、パチンコに出かけていった

残された部屋でイライラしてしまう。。。

私と過ごすより、パチンコに行く方がいいなら、何で結婚なんてしたのよっ。。。

ずっとパチンコしてたら、いいじゃないっ

イライラして、おちつかない気持ちを掃除することで、気をまぎらわせていく

樹が選んだ物全てが嫌になり、イライラする

配置を勝手に変えて模様替えしていく

自分の好きなように、変えていくと楽しい

リビングの模様替えが終わると、だいぶ、心が落ちついた

結局、勝手に出かける勇気もない私は、家にいるしかない。。。

昼間の図書館の出来事が夢だったんだ

現実の私は、虚しくて寂しい

2LDKのマンションに、私の居場所はない

リビングを好きに動かした分、自分の居場所が少しできたように感じた

どうせ、遅くまで帰らないだろう。。。

1人でする食事はする気になれず、ビールを開けていく

テレビを見ながら、ビールを飲んだ

3本飲んだが、全く酔いが回ってこない

酔いが回ってないと、あの寝室では眠る気がしなかった

樹が帰る前には眠りにつきたい。。。

なかなか、眠たくならないまま玄関の音が聞こえた


「ただいま。。。」


振り向かないで飲み続けていると、舌打ちが聞こえる


「チッ。。。まだ、怒ってるのかよ?」


無視して、寝室に入り無理やり寝ようとしていく

いつの間にかお風呂に入り、樹がベッドに入る気配がする

シングルベッド2つの距離は、遠いようで近い


「まだ、起きてるんだろ?」


ふいに話しかけられるが無視している


「はあっ。。。そんなに嫌な理由は何だよ?」


「嫌なものは、嫌なの。。。」


「ストレス解消に行くだけだろ?」


出かける前と同じやりとりが始まる



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