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運命の人
第35章 些細なこと
外は、さっきまでの雨がやんで青空だった

私の心は空とは反対で、どんよりしている


帰りたくない。。。


1度目の結婚にも失敗したのに、まさか2度目も、揺らいでしまうなんて。。。

運転する館長をチラリと見る


正直言って、タイプじゃない


でも体は、初めて逢った日から惹かれた

ビリっと感じるなんて、漫画や小説だけだと思っていた

こんなに欲する人がいたなんて。。。

別に健人に不満があるわけじゃない

ただ、窮屈で。。。

息苦しい。。。

些細なことにも、干渉されたりすると息苦しい。。。


プラネタリウムに帰ると、田中さんは既に帰っていた


「じゃあ、お先に失礼します。。。」


プラネタリウムから出ようとすると、髪をくしゃっとされる


「気をつけて帰れよ?」


不意に抱きしめてキスしてほしくなる


「だから、そんな目で見るなよ。。。?」


腕が引かれて腕の中に入れられていく


「いつまで経っても帰れないよ?」


「わかってますっ。。。

でも。。。

帰りたくない。。。」


「また、明日な?」


「っ。。。はい。。。」


ふれるだけのキスしてくれる

体がビリっと反応して私の体が震えた


振り向かないで早歩きで歩いていった


家につくと、鍵が開いていない


珍しい。。。

健人が出かけたままなんて?


でもラッキーだわ

家に入ると着替えて、化粧を直していく

晩御飯を何にしようか悩んでいると、健人が帰ってきた


「おかえりなさい。。。

どこに、行ってたの。。。?」


「美海こそ、今日はプラネタリウムにいなかったよ?

どこに、行ってたの?」


え。。。?

プラネタリウムに来たんだ。。。

ありのままに答えていく


「星見会の下見

海人の申し込みしてたの、聞いてなかったよ?

びっくりしちゃった」


さりげなく、笑いながら聞くと健人も笑っているが、お互いの目は笑っていない


「ああ。。。忘れてた。。。

どちらにせよ、美海は参加するんだろ?」


「っ。。。

まだ、返事してないよ

健人の許可とってこいって言われたけど?」


「吉川さんが?

あの人らしい。。。」


私の頬をさわりながら私を見る


「吉川さん、どう思う。。。?

あの人は俺を裏切らないと思う。。。?」


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