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第7章 元彼

初めて拓人としたセックスは、忘れられない

その後は、毎日のように、拓人の家でセックスしていた

拓人は、私を快感に溺れさせていた

いじわるな拓人が、私から誘わせるように、私を躾ていった


「隣の弟に聞こえるよ。。。？」


そう、言ってたのは覚えている

わざと聞こえるように、言わされていたのも覚えている

すごく好きだった。。。

初めて夢中になった人

初めてのキスの人

初めての人。。。

でも、卒業して別々の大学になると、毎日逢えなくなった

モテる拓人は、私以外にも女が出来た

気がつかないふりして、逢っていたけど、その内に、１番が私じゃなくなった

１番じゃなくなったとたんに、拓人の態度は私に対して雑になっていった

待ち合わせしても来ない。。。

パチンコしていて来なかった

待ちぼうけ。。。

何時間も、待っていた

パチンコに調子がいいと、機嫌は良かったけど、負けると、機嫌が悪く私に、お金を貸してと言っていた

貸さないと、機嫌が悪いため、貸す

返してはくれなかった

もう、愛は感じられなくなった頃、気づいた

３人目の女がいる。。。

お金を貸してと言っている時は、愛してると言ってくれた

パチンコをやめて欲しいと言うと、ケンカになる

お金を貸せなくなると、拓人は、逢ってくれなくなった

パチンコする人はキライ。。。

いつしか、そう、思った

最後にしたのも、拓人の部屋でセックスしている時に、他の女に電話で愛を囁いたからだ。。。

もう、拓人は私を必要としていない。。。

悲しい終わりだった

最後に言った言葉も、覚えている


「じゃあな？

俺、パチンコ行くから送れないよ。。。」


悲しくて、泣きながら歩いて帰った

本当に好きだった。。。

拓人以外いらなかった。。。

私だけって言ってたのに。。。

大事にするからって言ってたのに。。。

拓人だらけの私は、その後はどうしたらいいのか、わからなかった

だから、パチンコする人はキライ。。。

パチンコする人じゃない人と、付き合う。。。

そう、決めたはずだった

結局、拓人とダメになったのは、パチンコだけが原因じゃないのは、わかっている

でも、やっぱりイヤなの。。。