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第8章 離婚

「っ。。。いじわる。。。」


小さな声で答えていく


「ヤバい。。。かわいい。。。

もっと、困らせたい。。。」


「っ。。。」


「ごめん。。。

調子にのりすぎた。。。

返事だけでいいよ。。。？」


「うん。。。ごめん。。。」


「美海。。。愛してる。。。美海も？」


「うん。。。」


「一緒に花火見たかったな。。。？」


「うん。。。」


涙が流れていく


「泣くなよ。。。？

抱きしめてあげられないのに。。。？」


「っ。。。ごめん。。。」


逢いたくて堪らない。。。抱きしめてほしい。。。


「美海。。。？」


「健人。。。愛してる。。。」


口にした瞬間、扉が開いた

青い顔の樹が私を見る

私の携帯を取り上げて、話していく


「返してっ？」


「誰だ、お前？

人の嫁に手を出して、いいと思ってるのかよっ？」


「きやあっ。。。」


電話に手を伸ばした瞬間、殴られた

電話口に健人の声が聞こえてくる


「美海？」


「誰だ？答えろっ？」


「榊 健人と言います

美海と、付き合ってます

離婚してくれませんか？」


「はあ？ふざけるなっ。。。」


携帯を投げて壁にぶつかる音がした

私を押さえつけて、上から見下ろす樹の目が怖い。。。


「誰だよ？」


「っ。。。」


「付き合ってるって、どういうことだよ？」


「ごめん。。。」


「美海っ。。。」


「私達、もう無理だよ。。。？」


「美海がわがままなだけだろ？」


「私。。。健人が好きなの。。。」


バシンと音が聞こえて、頬を叩かれた

泣き出す私を見る


「何で。。。？何でそんなこと言うんだよ？」


「樹は、私を愛してないっ。。。」


「っ。。。愛してるよ。。。愛してる。。。

美海を愛してるから、ずっと信じてたのに。。。？」


「なら、何で？何で、パチンコばかりなの？」


「今は関係ないだろ？」


「あるよ。。。私、ずっと家にいて寂しくて。。。

１人で食べる食事がイヤだった。。。」


「たかが、食事だろ？浮気とは重さが違う。。。」


「浮気じゃない。。。本気なの。。。」


「おい？」


「健人が好き。。。愛してるの。。。」


「本気？ふざけるなっ。。。」