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運命の人
第9章 囚われる
洗濯物をたたみながら、ふと思う。。。

樹はどうしているだろう。。。?

私を探しているだろうか。。。?



離婚。。。



離婚してくれるだろうか。。。?



パソコンを見ながら、就職活動していく

とにかく、職を探さなくては。。。

真剣に、見ていると、いつの間にか健人が後ろから抱きしめてくる


「美海。。。何、見てるの?」


後ろを見るとキスしていく


「ん?就職サイト?

就職する気なの?」


「うん。。。自立しないといけないし。。。

図書館だけじゃ、1人暮らしできないから」


「美海?」


「何で怒ってるの。。。?」


怒った顔の健人の頬をさわる


「働かなくていい。。。囲ってやるって言ったろ?

どうしても、働きたいなら事務所を手伝って。。。

図書館はやめなくてもいいから。。。?」


「でも。。。私、迷惑でしょう?」


「迷惑じゃない。。。離れないで。。。?」


健人が、寂し気な顔で私を見る


「でも。。。」


「イヤだよ。。。美海。。。一緒にいて?」


「このままだと、健人に囚われてしまう。。。」


「イヤ?」


「イヤじゃない。。。でも、怖い。。。」


優しく髪を撫でながら抱きしめてくれる


「何が怖いの?」


「健人しかいなくて、空っぽの私になるのが怖い。。。」


「美海。。。俺は美海しかいない。。。

だから、そばにいて?」


「いいの。。。?

そんなこと言われたら、私、健人に甘えちゃうよ。。。?」


「だから、甘えてろ。。。?

美海がいないことの方が辛い。。。」


私は就職することすら、できないのだろうか。。。?

1人では生きていけないのかな。。。

樹の檻から逃げ出しても、健人の籠に入れられたみたいだ

でも、健人の籠は自分から入った

健人から逃げられなくなる。。。

捕まっていたい。。。そう思って、健人の籠に入った

私は、健人と生きていけるだろうか。。。?

まだ、ちゃんとしていない。。。

今の感情だけで動いてる

樹と、話をしないといけない。。。

健人と一緒にいたい。。。


離婚。。。出来るだろうか。。。?






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