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運命の人
第12章 新しい家族

「ねぇ?本当に変じゃない?」
何度も健人に聞いている
水色のワンピースを鏡でチェックしていく
胸まである髪はアップにして、全体的に清楚な感じにまとめていた
「大丈夫だって?」
離れてタバコを吸いながら私に笑いかけてくる健人を見る
今日は、健人の家に挨拶に行く
健人の家に行くということは、元彼の健人の兄にも会うことになる
すごく緊張している
両親に会うのも8年ぶりくらいだ
8年前を思い出すと、足が震える
「何?緊張しているのか。。。?」
いつのまにか、近くにいる健人が私を抱きしめていく
「っ。。。緊張しているよ。。。?」
「大丈夫だって?俺がいる。。。」
拓人は、私が健人と結婚すると言ったら、どう思うだろう。。。?
元彼女で、バツ1女
両親には受け入れてもらえるのだろうか。。。?
不安だらけの私の足が震える
「そろそろ、行こうか?」
私の手を握って私を見る
「っ。。。そんな顔してるとキスしたくなるんだけど?」
「っ。。。」
指が唇をなぞる
「キスしたら、口紅、落ちるよな。。。?」
キスしたい。。。
でも、キスしたら、キス以上をしたくなる
おでこを小突いてくる
「そんな目で、誘うなよ?」
耳を舐めながら舌が耳をなぞる
「んんっ。。。いや。。。っ。。。ぁあっん。。。」
手がワンピースの上からなぞる
「後で、続き。。。しような。。。?」
私を抱きしめていく
「俺も、緊張してるな。。。」
クスクス笑いながら、おでこをつけてくる
「誘うなよ。。。?」
「え。。。?」
「わからない?」
健人が何を言いたいのかわからない
「兄貴。。。今日いるから。。。?」
心がズキッとする
「兄貴に会うから、緊張してる?」
「違っ。。。うよ。。。
私、バツ1だし。。。
年上だし。。。
嫌われたら、どうしよう。。。って。。。?」
「大丈夫。。。俺がいるよ。。。?
俺が美海を守るから?」
健人の笑顔に安心していく
「ちゃんと、守ってね?
未来の旦那さま?
ふふっ。。。」
「承知いたしました。。。
未来の奥さま。。。?」

