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姉ちゃんと○○○
第25章 姉ちゃんを連れ去る
翌日になった。

姉ちゃんと僕はバスで新幹線の駅へと向かう。

二人とも大きなボストンバッグを2個抱えて、座席に座っている。

僕は姉ちゃんにもたれ掛かって、大きく息を吸う。

制汗剤では消せない姉ちゃんの汗の匂いが、僕の鼻腔に広がる。

「何してんのよ」
姉ちゃんの顔つきが険しくなる。


駅前でバスを降りる。

暑い。

姉ちゃんも僕も、両手でボストンバッグを持って、駅の構内へと進む。

僕は新幹線の乗車券と自由席特急券を買い、姉ちゃんは入場券を買う。
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