パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第25章 姉ちゃんを連れ去る

新幹線のホームは空いていた。

間もなく僕が乗る新幹線がやってきて、だんだんと速度を落として停車する。

切ない。
大好きな姉ちゃんと、これでお別れだ。

次に会えるのは、正月に僕がまた帰省するときだろう。


「勉強、頑張ってね」
姉ちゃんが僕の目を見て言う。

「うん」
僕はうなずく。

「ちゃんと彼女を作るのよ」

「う…うん…」
あいまいな返事をする僕。