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月夜の時間
第13章 すれ違い
「二人して私をイジってた様に見えたから
腹がたったの。ごめん、
今日はこれ以上話すこと無いし帰るわ。」
亜里沙は背を向け歩いて行った。
友梨佳もさすがに悪い事をしたと思って
亜里沙を追いかけようとしたが雄也に止められた。
「おい、怒ってる?」
「…」
「亜里沙ー」
賢治は亜里沙の後ろを追う。
「怒ってないよ。」
振り向かず亜里沙は答える。
「怒ってるじゃん、悪かったよ。」
「だったら、なんで友梨佳さんなの?
久しぶりに会えて嬉しかったのに。」