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月夜の時間
第14章 京君の片思い
気を取り直して翌日の夜はハンバーグを作った。

前よりもソースがうまくいった。

こんな時にかぎって

いつもの帰宅時間である7時を過ぎても賢治は

帰ってこなかった。

晩ごはんいるの?

ラインで送るとようやく返事がきたのは夜中だった。

「飲み会誘われたから行ってる。前に言わなかった?」

言ってませんよ。

ため息付きながら亜里沙は布団へ潜った。
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