この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
月夜の時間
第6章 しし座流星群
流星群が流れるのはあと2時間以上先だ。
「満月の空の下って なんかロマンチックじゃない?」
「ぷっ…小説読みすぎか?」
今、賢治くんが隣にいるだけでこんなに
嬉しいなんて。
「俺はあんまり好きじゃないな。」
それまで賢治君の幼い頃の話になった。
賢治君が小学校の頃、両親は離婚。
父親は再婚して今はお義母さんもいる。
父親が厳格な為に母は出ていったと教えてくれた。
「再婚後の母さんとは馴染めるものなのかなって
大変だったよね?」
「…どうだろな…」
賢治は空を見上げながら白い息を吐いた。
「親父が再婚したんだから応援したかった。」
「そうなんだ…」
それ以上の言葉は無かった。
「満月の空の下って なんかロマンチックじゃない?」
「ぷっ…小説読みすぎか?」
今、賢治くんが隣にいるだけでこんなに
嬉しいなんて。
「俺はあんまり好きじゃないな。」
それまで賢治君の幼い頃の話になった。
賢治君が小学校の頃、両親は離婚。
父親は再婚して今はお義母さんもいる。
父親が厳格な為に母は出ていったと教えてくれた。
「再婚後の母さんとは馴染めるものなのかなって
大変だったよね?」
「…どうだろな…」
賢治は空を見上げながら白い息を吐いた。
「親父が再婚したんだから応援したかった。」
「そうなんだ…」
それ以上の言葉は無かった。