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月夜の時間
第7章 賢治の過去
俺は気持ちとは逆に息子がグングン膨れ上がるのが

わかった。最悪。

テレビでは見た裸のあの姿が

初めて触る母さんの身体で興奮するなんて…

自分に怒りさえ湧いた。

俺は冷静を取り戻すため、リビングへ

移動しようとした。

母さんは俺の手を引きベッドへ押し倒した。


「そんなに母さんのこと 嫌い?」

「違う…好きだよ。でも…」

「だったら抱いて」

「かっ…母さんの相手は父さんだ。

こんなことしたら父さんが怒るよ?」

「お願い、お願い

あなたまで母さんを嫌いにならないで…」
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