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月夜の時間
第10章 修復
「聞いてくれてありがとう」

「…うん」

賢治は咄嗟に亜里沙から離れた。

「具合悪いの?」

「違う…」

亜里沙はオデコをあわせてくっついた。

「くすぐったい……」

賢治は亜里沙の首筋にキスしたり、腰を触ったり

それ以上は触らないように我慢した。


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