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輪廻 ∞繰り返されるループ∞
第5章 4月4日
対象者の自宅には、防犯カメラなどをハックしてモニターに映す機能があるが、彼らが外出した時は彼らの所持品に仕込んだカメラと音声しかモニターすることが出来ない。
対象者は、いや一般人全員が選民に管理されているのだが、そのことは一般人には知られてはいけないのだ。
そんな中で、親父と勇翔には社員バッチ、
寛都には、紫外線を意識して小さい頃から掛けている伊達眼鏡にカメラとマイクが仕込まれている。
だから、映し出す映像には限度があるのだ。
会社や駅などの公共機関は警備用監視カメラがハック出来るが、学校は教室と廊下にしかカメラがない。
嫌な予感がして、リーダー格が持っているものが何だか知りたくなった。