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輪廻 ∞繰り返されるループ∞
第5章 4月4日
寛都はそれを一目見て、リーダー格に返した。
「悪いけど、俺には要らないから…」
寛都は人口増加プロジェクトという言葉を耳にしたときから、興奮していた。
怒りのバロメーターが上がり、完全に嫌悪感を抱いているのがわかった。
そうだ、heavenはやめておけ…
寛都に聞こえる訳ではないのに俺は念じていた。
「じゃあ、俺が2つもらうわ。」
もう一人の彼女持ちが手を伸ばして寛都のタブレットケースを奪う。
「ああ、いいよ。」
「それより、お前、これ自分で試したのかよ。」
「いや、まだだ。」