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輪廻 ∞繰り返されるループ∞
第5章 4月4日
「なんだよ、俺たちに試させるつもりなのかよ。」
「違うよ、勝手に使って抜け駆けだって、やっかまれるのが嫌だったんだよ。」
「わかったよ、じゃあ、使った感想聞いたら俺ら使うから…」
「ああ…」
リーダー格は少し項垂れていたが、寛都はほら見たことかと言わんばかりに視線を反らして弁当を見る。
皆も一旦盛り上がったが、会話が尻すぼみになり、慌てて弁当を食べだした。
俺は寛都がheavenに手を出さなかったことに安堵して、モニターを消した。