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輪廻 ∞繰り返されるループ∞
第6章 4月5日
そこから先は、いつもと変わらない日常…
朝の忙しない親父一家を眺めてもつまらないので、時間を昨夜に戻した。
普段なら、親父が軽く飲んで帰ってくる時間に…
ところが、既に親父と御幸がベッドで寝ていた。
しかも、どうしたことか親父が腕枕をして、御幸は頭を乗せて親父の胸に擦りつくように寄り添っている。
何だ?
代わり映えしないと思ったのに、親父まで入れ替わったのか?
俺は更に1日前に戻した。
つまり、俺が前回彼らを見て、御幸が妊娠の可能性0と告げ、さっさと先に眠ってしまった御幸が入れ替わった日だ。