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輪廻 ∞繰り返されるループ∞
第7章 4月6日
そして、次は幼稚舎、生まれてから一人前に補食が出来るようになるまでの、幼い動物が飼育されているところに来た。
俺はそこで内部見学を申し込み、カートから降りてガラスに近づくと自動ドアが開いた。
ここは動物園でいうふれあい広場だ。
様々な幼獣の餌やりなどの世話が出来、抱えたり触れたり出来る。
本物の生き物の温もりを感じることが出来るのだ。
「どちらの動物になさいますか?」
同じような宇宙服の飼育員に声をかけられた。
「犬で…」
一番近くにいた動物を指定した。