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輪廻 ∞繰り返されるループ∞
第4章 4月3日
リアルタイムの優翔は昼休憩までの時間を気にしつつ、適当に仕事をこなしている。
指示書に基づいてプログラミングする。
プライベート同様、もっと有効な企画、効率的な数式がないか?
などと模索することすらしない。
コンピューターの仕組みなどわからない顧客が出した指示書にあくまでも忠実にプログラミングするだけだ。
奴があくびを噛みしめながら気怠そうにタイピングする姿を観察しても何も有益なことはない。
仕方なく昨夜の優翔をスキャンすることにした。