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実録!出会ってみた人妻!
第10章 かいとの娘リリカ(23)②
本当のことを言うと…。
リリカには申し訳なかったわ。
リリカは何も悪くないんだもの。
何も悪くないリリカに嘘を付いて、キレたんだもの。
良心が痛んだわ。
でも…。
ワタシは、自分のほうが大事だったの。
ワタシとかいとの関係のほうが。
マジでクズよね…。
心臓がバクバクしてるのを必死で隠して平然を装いながら、エントランスに戻ろうとしたとき。
「あの」
リリカがもう一度、話し掛けて来たの。
「本当にすみませんでした。
朝から関係ない方に、変な話聞かせちゃって。
実は私の父が、浮気してるみたいで。
母はべつに父と別れてもいいって思ってるんです。
でも、娘の私が、どうしても離婚させたくなくて」
振り返ると、リリカは泣いてた。
エンジンをかけて、ワタシに言ったわ。
「いい大人なのに、私…
まだ父を誰にも取られたくないんです。
私だけの父でいて欲しいんです。
すみません、関係ない方に、
こんなことまで吐き出しちゃって…
ホントに申し訳ありません。
失礼します」
ワタシは聞き終わらないうちに背を向けて、エントランスに入った。
それと同時に、リリカも立ち去ったわ。
リリカには申し訳なかったわ。
リリカは何も悪くないんだもの。
何も悪くないリリカに嘘を付いて、キレたんだもの。
良心が痛んだわ。
でも…。
ワタシは、自分のほうが大事だったの。
ワタシとかいとの関係のほうが。
マジでクズよね…。
心臓がバクバクしてるのを必死で隠して平然を装いながら、エントランスに戻ろうとしたとき。
「あの」
リリカがもう一度、話し掛けて来たの。
「本当にすみませんでした。
朝から関係ない方に、変な話聞かせちゃって。
実は私の父が、浮気してるみたいで。
母はべつに父と別れてもいいって思ってるんです。
でも、娘の私が、どうしても離婚させたくなくて」
振り返ると、リリカは泣いてた。
エンジンをかけて、ワタシに言ったわ。
「いい大人なのに、私…
まだ父を誰にも取られたくないんです。
私だけの父でいて欲しいんです。
すみません、関係ない方に、
こんなことまで吐き出しちゃって…
ホントに申し訳ありません。
失礼します」
ワタシは聞き終わらないうちに背を向けて、エントランスに入った。
それと同時に、リリカも立ち去ったわ。