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実録!出会ってみた人妻!
第15章 嘘つきあやな(25)
 テッペイに、さっきの返事代わりにDMしたわ。



「今から抜けられん?駅前でコーヒーでも飲まへん?」



 コイツほんまにちゃんと仕事してるんかな?って思わざるを得ないくらい秒で、テッペイから返信があったわ。



「ええよれ」




 たぶん、「ええよ!」って打とうとしてミスったんでしょうね…。




 待ち合わせした駅前のターリーズに、テッペイは40分ほどで登場したわ。



 キツキツパツパツのグレーのスーツに、白いマスク。
 やっぱりボストン型の黒縁メガネをかけていたの。




「何飲んどう?」


 ワタシの姿を見つけ、向かいに座るなり、ワタシのカップを指差したわ。



「本日のオススメ。一番安いから」

「なんでミスドにせんかったん?ここおかわりできひんやん」


 
 どうやら、テッペイの金銭感覚はワタシと近いものがあったわ。



「そんなガブガブ飲まんやん」

「オレは飲むんや」



 とか言いながらレジに向かい、ワタシと同じカップを片手にテッペイは戻ってきた。




「バレへん?家から近いやん」

「かいとさんはスタバ派やから、ターリーズには絶対行かんねん」

「ふーん」

「シーツ洗うん大変やったわ」



 テッペイは下を向いて、照れた顔でハハッと笑ったわ。



「あ…そう…」

「いやいやいや、キッショ。何照れてんねん」

「言うとくけどシラフのオレは人見知りで女の子の苦手な、彼女いない歴33年のメンタル童貞なんやぞ」

「何言うてんねん」

「あやなが人前であんな話イキナリするからやろ。焦るわ」  

「あんな話って…シーツ洗ったってだけやん。なんか変?」

「さすが愛人はちゃうなぁ、肝が据わっとうわ」

「なにそれ」

「てか、なんでオレを誘ったん?孤独かなにかなん?」

「ううん、フツーに。テッペイさんに会いたかったから」



 テッペイは、今度はわざとらしく照れた顔をして見せたわ。



「よせよぉ〜。オレに惚れたらヤケドするって言うたやろォ〜!」






 



 
 
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