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第6章 危険な弟ソウマ（22）

　既読スルーしたにも関わらず。
　翌朝になっても、かいとから再び連絡が来ることはなかったわ。
　

　本当は、かいとから夜中にでも電話があると思っていた。


　でも、なかったの。
　あれっきり、なんの連絡も。



　ハッキリ言って、死ぬほど胸糞悪かったわよ。


　不倫なんだからワタシにかいとのことをとやかく言う資格なんてないけど、


　ワタシのことは遊びだったのかしらとか、
　あの神取忍似の嫁を選んで、
　ワタシは捨てられたのかしら…
　とか色々考えて、涙が出たわ。



　そんな時、ショウイチから、



「あやなっち〜あそぼ〜」



　ってLINEが来たの。