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小さな灯りを消さないで…
第1章 500円の命

「3日間?」
「うん。お土産沢山貰ってくるから…。」
そう言い自分の方から唇を近付けた…
「うん。待ってる…から。ちゃんと、香織んとこ戻ってきて…お兄ちゃん。」
香織ちゃんが、この時何を思ってたのか、俺にはわからなかった…
2日立ち、俺は群馬へと向かった。
チラッとだけ、香織ちゃんが玄関から覗いてたのは、わかった。
「香織!何してるの!!早く仕度しなっ!!」
「うん。でも…」
パチンッ…
「早くしろって言ってんだろ!」
叩かれるのにも慣れたけど、痛さは変わらない。
「世の中、捨てたもんじゃないわね。」
「…。」
「あんたみたいなのが、好きな男がかなりいるんだもん!!ほら、早くしなっ!!」
お母さんが、買ってきた変な下着をつけて、知らないおじさんが買ってくれたアニメの絵がついた服を着て、お母さんと駅まで歩いて、おじさんを迎えにいった。
「はい。じゃ、これ…」
お母さんが、おうちの鍵を渡して、おじさんがお母さんに封筒を渡した。
「1回500円だからね。それ以上あげないでよ。」
なんの話かわかんないけど、500円って言ってたから、私のお小遣いってのはわかった。
「うん。お土産沢山貰ってくるから…。」
そう言い自分の方から唇を近付けた…
「うん。待ってる…から。ちゃんと、香織んとこ戻ってきて…お兄ちゃん。」
香織ちゃんが、この時何を思ってたのか、俺にはわからなかった…
2日立ち、俺は群馬へと向かった。
チラッとだけ、香織ちゃんが玄関から覗いてたのは、わかった。
「香織!何してるの!!早く仕度しなっ!!」
「うん。でも…」
パチンッ…
「早くしろって言ってんだろ!」
叩かれるのにも慣れたけど、痛さは変わらない。
「世の中、捨てたもんじゃないわね。」
「…。」
「あんたみたいなのが、好きな男がかなりいるんだもん!!ほら、早くしなっ!!」
お母さんが、買ってきた変な下着をつけて、知らないおじさんが買ってくれたアニメの絵がついた服を着て、お母さんと駅まで歩いて、おじさんを迎えにいった。
「はい。じゃ、これ…」
お母さんが、おうちの鍵を渡して、おじさんがお母さんに封筒を渡した。
「1回500円だからね。それ以上あげないでよ。」
なんの話かわかんないけど、500円って言ってたから、私のお小遣いってのはわかった。

