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小さな灯りを消さないで…
第1章 500円の命

『確か、3時には戻るとか言ってた!!』
いま、1時をちょっと過ぎただけだから、あとだいたい2時間!!
今日のお母さんは、いつもよりは優しい。叩かれてないから、なんか怖いけど!
大好きな本を頭痛とにらめっこしながら読んで、やっと3時が近付いてきた。
まだかなー?と窓から外を覗くと、お兄ちゃん!!小さいけど、お兄ちゃんの姿がわかった。
「ちょっと、外に行ってくる。」
それだけ言って、ふらつきながらも玄関を飛び出し、お兄ちゃんのもとへ…
『あれ?通路が…曲が…』
なんか、変な感じ…
ガダンッ…ゴンッ…
大きな音が、アパートの通路に響いた。
『ふふっ…お兄ちゃんの声がする…お母さんは?』
「お兄ちゃん…」
目が、覚めて一番先に見えたのが、真っ白な天井にカーテンだった。
「うっ!!」
腕を動かすと凄く痛くて…
「目、覚めたか。」
目の前にお兄ちゃんと白衣を着た…
「ここ…は?」
自分が、どうしてそこにいるのか、わからないし…
いま、1時をちょっと過ぎただけだから、あとだいたい2時間!!
今日のお母さんは、いつもよりは優しい。叩かれてないから、なんか怖いけど!
大好きな本を頭痛とにらめっこしながら読んで、やっと3時が近付いてきた。
まだかなー?と窓から外を覗くと、お兄ちゃん!!小さいけど、お兄ちゃんの姿がわかった。
「ちょっと、外に行ってくる。」
それだけ言って、ふらつきながらも玄関を飛び出し、お兄ちゃんのもとへ…
『あれ?通路が…曲が…』
なんか、変な感じ…
ガダンッ…ゴンッ…
大きな音が、アパートの通路に響いた。
『ふふっ…お兄ちゃんの声がする…お母さんは?』
「お兄ちゃん…」
目が、覚めて一番先に見えたのが、真っ白な天井にカーテンだった。
「うっ!!」
腕を動かすと凄く痛くて…
「目、覚めたか。」
目の前にお兄ちゃんと白衣を着た…
「ここ…は?」
自分が、どうしてそこにいるのか、わからないし…

