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小さな灯りを消さないで…
第1章 500円の命

「お兄ちゃん、お母さんより上手だね。」
「ありがと。」
心が、くすぐったい。
洗濯物が乾くまで、ラーメンやお菓子を食べながら、テレビを見たり、今流行ってる遊びや友達の事を話してくれたが、1度も母親との話が出てこなかった。
夕方になると洗濯物が乾き、香織ちゃんは着替え始めたが(無防備な姿に反応しそうだった。)、母親が玄関を開ける音はしなかった。
「お兄ちゃん。目、つぶって。いいことしてあげるから。」
香織ちゃん、ニコニコして俺を見た。目を瞑ると、香織ちゃんの細い腕が俺の顔にきて…
ンッ…
『っ!?』
唇が、触れた。
「今日のお礼。」
「驚いた…。」
「そうかな?だって、こうするんだよって…」
『何を言ってるんだ?香織ちゃん。』
「誰が?」
「んー、お母さんと知らないおじさん。香織ね、そのおじさんとお風呂にも入ったよ。」
「…。」
「そしたらね、500円くれたの。ありがとうって。」
『香織ちゃん。それは…』
「それ…だけ?」
知りたかった。どうしてなのか?その先の事も…
「んー?痛い事もされたけど、なんかおじさんやめてくれたの。」
『やめざるを得なかったのか。身体すら小さいから…。』
「だから、お兄ちゃんにもしてあげるの。香織、助けてくれたから。」
香織ちゃんは、俺のジーパンに手を掛けようとしたが、それは止めさせた。
「ありがと。」
心が、くすぐったい。
洗濯物が乾くまで、ラーメンやお菓子を食べながら、テレビを見たり、今流行ってる遊びや友達の事を話してくれたが、1度も母親との話が出てこなかった。
夕方になると洗濯物が乾き、香織ちゃんは着替え始めたが(無防備な姿に反応しそうだった。)、母親が玄関を開ける音はしなかった。
「お兄ちゃん。目、つぶって。いいことしてあげるから。」
香織ちゃん、ニコニコして俺を見た。目を瞑ると、香織ちゃんの細い腕が俺の顔にきて…
ンッ…
『っ!?』
唇が、触れた。
「今日のお礼。」
「驚いた…。」
「そうかな?だって、こうするんだよって…」
『何を言ってるんだ?香織ちゃん。』
「誰が?」
「んー、お母さんと知らないおじさん。香織ね、そのおじさんとお風呂にも入ったよ。」
「…。」
「そしたらね、500円くれたの。ありがとうって。」
『香織ちゃん。それは…』
「それ…だけ?」
知りたかった。どうしてなのか?その先の事も…
「んー?痛い事もされたけど、なんかおじさんやめてくれたの。」
『やめざるを得なかったのか。身体すら小さいから…。』
「だから、お兄ちゃんにもしてあげるの。香織、助けてくれたから。」
香織ちゃんは、俺のジーパンに手を掛けようとしたが、それは止めさせた。

