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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第6章 世界観とキャラクター
当時の私はとにかく完成原稿を作りたかったので、わかんないことは無視しようと、そこからはもう「起承転結」は無視してガムシャラに思いつくことを書いて原稿を埋めていった。執筆速度の計測をするつもりだったことも幸いして、あんまりそこでグチャグチャ考えなかったんですね。
それが幸いして、なんとか書き上げることができた。
なんだーできるんじゃん。
そこから残りの6作は全部「起承転結」無視ですね。
自分が書きたいのは小説であって「起承転結」ではないのだと。
なぜ起承転結だとおかしくなるのかを理解するのはもっと後のことになります。
当時は怪訝におもいながらもそんなに深く追求していませんでした。
どっちかってゆーと「序破急」(能などで使われる三段構成)のほうが自分には合っているんじゃないか? とか、それぐらいですね、考えたことと言えば。相性の問題にしてた(笑)
結局、後に勉強をしていく過程で、「起承転結」とはそもそも「四段構成」の展開に変化をつけるための考え方というだけであるということを知り――ようやく腑に落ちたわけです。