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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第7章 あなたに似た人
幸いしたのは、すでに書き上げていた自作の投稿からスタートしたことでしょうか。
すでに過去のものとなっていた作品でそんな状況に直面できたのは不幸中の幸い、九死に一生。
最初からこのサイトでコツコツ書き下ろして……それで何作書いても反応がないとかだったら、最悪でした。
でも、それだったらそれで、少しずつ読者がついて、安定した活動に入っていけたかもしれませんね。すでに沢山作品があって、それを一気に大量アップしたがゆえに招いた事態とショックだったのかもしれません。
どうあれ、当時の自分にはディープなインパクトでした。出版社への投稿に続いて早くもこんな大打撃が……海も真っ赤になろうかという勢い。
とはいえ、踏みとどまる。
考えろ! 自分の長所はなんだ? 考えることじゃないか。
この事態をまず受け入れろ。重い事実、現実を受け止めて、状況を分析しろ!
原因が何かあるはずだ。合理的な原因が。
今目の前にいるモンスターのスタテータスを確認しろ「とて強」なのか「とてとて」なのか? 属性は冷気属性なのか、ファイアーか? 攻略ウィキに情報が出ていないか? 海外の情報は?
人生で大切なことは全てネトゲで学んできた。
倒せない相手はいないんだ。
どんな強いボスでも、高難度のレイドダンジョンでも、一人で無理ならギルドメンバーと討伐パーティーを組めばいい。