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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第7章 あなたに似た人
中国なんかの人口が多い国だと、市場規模が大きいのでわざわざ書籍化しないでもネットで小説書いてるだけで食っていけてる(人もいる)ってのも聞きますから、日本も「ネット小説市場」がもっと拡大するといつかそんな風になるかもしれない。
中国ホントうらやましい。
何がうらやましいって、私ネットゲームは海外のがけっこう好きで、ロシア、アメリカ、イギリス、ニュージーランド、中国、韓国……色々な国のを遊ぶんですけど、とにかく中国製のクソゲー率が高くて、それがうらやましいんです。
それで許されちゃう市場規模の大きさが。
クソゲー出してもそもそも潜在的にそれでもそれを買う人の人数のケタが違う。日本のヒットゲームばりの売り上げになる。下手したらそれ以上。
そういう環境があるというのは本当に羨ましい。
中国語憶えて、日本の一億二千万市場から十四億市場に乗り換えたい。中国籍ってどうしたら取れるのかしら。在日の中国籍の者になるには? 雑誌のインタビューでそう答えただけではダメみたいだし。イー・アル・サン・スー・ウー・リュー・チー・パーと、思いつめた顔で呟いてる。コンビニのレジ前とかで。店員さんがなんかカウンター下に隠されてるボタン押しそうな気配で身構えてたりする。
でも、日本人に生まれたのだからしかたない。
できることやろー。