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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第8章 ダイレクト・パブリッシングについて

事実、エロリンさんは(驚いたことに)ちゃんとこのメニューをこなして下さいました。それは前述の通り。

時間をかけて水圧に体を慣らし、深海から浮上するダイバーのごとく、散歩に行っては寄り、散歩に行っては寄りと前述の通り二~三か月かけてご近所の本屋さんを小→中→大と巡り歩き、『催眠ごっこ』の発売日にはついにメロンブックス入店達成!

なんかもう、本の発売よりそっちのが快挙みたいになっちゃって、二人で盛り上がってお祝いしましたよ! 今度はとらのあなに行ってみたいそうです。

女性向けのBLとTLなどの話もできるようなって、そういうのにも興味が出てこられたみたいですが、えーと……たまたたま街の本屋さんですごいお爺ちゃんがボーイズラブの挿絵に指を挟んで超スピードでページをめくっていたとしても、それはただの腐男子のお爺ちゃん(腐爺ちゃん)かもしれませんし、「エロリンさんですか?」と声をかけるのはやめたげてください。そもそも「エロリン」というのは仮名です。

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