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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第1章 線の引き方
『ヰタ・セクスアリス』。日本の誇る文豪、森鴎外の著書である。

性的な小説を書いている者で、この作品を読んだことがないという人間はまさかいないだろう。

えっ? 読んだことがない!? あらまあよかったー、実は私も!^^

そーなんですよね。過去の名作を読んでなくても、とりま、小説は書けちゃうし、デビューだってできちゃうのであります。ご安心を。

逆に言えば、言い訳にできない。

「自分が小説書けないのは、デビューできないのは、勉強が足りないからだ」と思い立って、一念発起、書店で諭吉崩して文学大全集とかお買い求めになった挙句、読み始めて最初の数行でもう眠くなってこりゃいかんいかんワイと眠気覚ましにモンハンでひと狩り気分転換のつもりが朝まで遊んじゃってアワワワワ、んで、布団入って出てきたらもう日曜の昼過ぎじゃねーか! とか。

もう一度逆から布団を潜り抜けたら昨日に戻れないかな~なんて……戻れません。

そんな取り返しのつかない事態を防ぐために、心に刻んでおきましょう。

「過去の名作に学ばなくてもデビューすることはできる」
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