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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第2章 デビューに絶対必要なもの
■解説
好きな作品からキャラを借りて来るのは、アマチュアにとって一番難しいのが、キャラクターを作ることだからです。
なので、ここは謙虚にプロ様の考案したものを使わせていただくのがよろしい。
実際、そうやって拝借して書いてみると、プロの作ったキャラと自分の作ったキャラの品質の違いがわかります。そういう勉強にもなるので、作品を完成させたことがある人も試して損はございません。
同一作品からではなく二作品からチョイスするのは、そうすると無理が生じるからです。同じ世界観に立脚するキャラではないので、何らかの整合性をとる必要がある。
辻褄合わせ、それがストーリーを自然と発生させます。お母さんに嘘をつくときみんなやってるアレです。「友達の家に泊まってくるー」って。
「どうして?」
「テストの勉強をしようってミーちゃんが言い出して……」
「あら、それじゃあミーちゃんのお母さんに届けて欲しいものがあるのよ」
「それ今度にして」
「どうして?」
「ミーちゃん今お母さんとケンカしてるんだって」
「あらまあ!」
とまあ、こんな調子で。嘘ってそもそも「作り話」ですからね。
プロは、最初から同じ世界に生み出したキャラでストーリーを作るテクニックを持ち、それに磨きをかけていますが、あなたはそうではない。なので、この初心者向けの「辻褄合わせ法」を使います。物語創作の初歩テクニックです。
さて、それで終わらせ方ですが……
どうにか話は転がり始めるんだけど、結末が思いつかない。
そのあたりが壁でしょうかね。
そんなあなたへのアドバイスは「結末なんて必要ない」です。
これ、日本人クリエイター(特に卵の人)特有の弱点なんです。