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第9章 コンテスト受賞作の作り方

・論理型の人のためのスケジュール戦略

論理型は「プロット」に多くの時間を当てると良いと思います。
コンセプトと合っているかどうかをしっかり考えることが得意だからです。
そうして、プロットがコンセプトに基づいていれば勢い執筆速度が上がるので、「二稿」の時間が多く取れます。そうなるとまた論理性を使って戦える時間が増えます。

「コンセプト」より「プロット」なのは、コンセプトには「調査」や「感性」などの「論理」とはひと口に言えない要素が入って来るからです。



・直感型の人のためのスケジュール戦略

直観型は「初稿」か「二稿」に沢山の時間を充てていいです。

そもそも、直観で世の中の空気や自分の深層的欲望を読み取って、それをなんとか吐き出したいという想いがあなたを動かしています。

「作戦」「プロット」をごちゃごちゃ考えるのではなく、勢いを殺さずに執筆の所に全力投入した方が強みが出ます。もちろんその分、論理型と比べてコンセプトワークが弱い作品が出来上がる可能性は高いです。

ただ、あなたの直観がハマッていたときは、論理型よりも早く「二稿」に到達できます。

初稿に多く時間をとれる強みを生かして「二稿」でカバーするという戦略が成り立つのが直観型です。


そんな風に考えて割り振ってみてはいかがでしょうか？

あくまでもこれはひとつの考え方の例なので、これをヒントに自分なりに自分の強みを生かす時間配分を見つけて下さい。（これも一発受賞など考えずに繰り返しの中で探していく）