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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方
もちろん、私が出会ったのはカレー屋さんですから、カレーライスに関するスキルが主でした。
「煮過ぎたルーから水分を飛ばす時のレードルの使い方」「ひと掴みでサラダ一食分を盛る技」「窓ガラスのきれいな拭き方」「皿の四枚持ち」「アイドルタイムのサクラの心得」「レジスターの締め方」「お客様に『いつもの』と注文された時の対応の仕方」「ライス250gをひと盛りで盛り付ける技」「ライス300gをひと盛りで盛り付ける技」「ライス350gをひと盛りで盛り付ける技」「ライス400gをひと盛りで盛り付ける技」「ライス450gをひと盛りで盛り付ける技」「ライス1000gをひと盛りで……」
おいやめろ、カレー屋さんで働いたことのある人しか共感できないことを羅列するのはそこまでた。あと、ひと盛りでよそうの無理だから、1000gは!
カレー屋さんといわずとも、飲食系で働いたことのあるひとなら、あるいは共感して下さるかもしれませんが……。
でも、このタイプの「共感」は終盤で出す共感というより「序盤」あたりに配置するべき「共感」ダヨネー^^;
今ここまで残っている読者は「ガッチガチ」で本気の人たちばっかりだから(勿論、その他の読者さんもいらっしゃると想定していますが、比率的には大分ガチ勢が増えてきていると思う)