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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方
■店長との別れ
色々と教えて私を育ててくれた店長ですが、やがて本社に呼び出されました。出世して、スーパーバイザーとして地域の各店舗を統括するのが新たな任務となったのです。
有能な人だから、そりゃそーだよな……。
少し寂しくもありましたが、私の居る店にも顔を出すわけで会えなくなるわけじゃない。素直におめでとうございますと祝って「お前こそ店長代理しっかりやれよ」とハッパをかけられました。
そうそう。教えられてばかりでしたが、実は私が店長に教えたことだってあるんですよ?
ギブ・アンド・テイクといいますかなんといいますか。
ある日SVとしての巡回でやって来た店長と、たまたま退店時間だった私はハチ合わせまして。挨拶して変えろとしたら呼び止められた。
「お前、インターネットできるんだよな」
「できるっていうか……まあ」
「今度、家にインターネットが来るんだ」
「はあ」
「……その、初めてでな」
「えっ……今どき!?」
「そーだよ、俺は今どきの男なんだよ」
「意味わかりませんよ。なんで今までネット使ってなかったんですか」
「必要ないだろあんなもん」
「便利ですけどねえ……で、それがなんでまた?」
「いや、それがさ……嫁が」
色々と教えて私を育ててくれた店長ですが、やがて本社に呼び出されました。出世して、スーパーバイザーとして地域の各店舗を統括するのが新たな任務となったのです。
有能な人だから、そりゃそーだよな……。
少し寂しくもありましたが、私の居る店にも顔を出すわけで会えなくなるわけじゃない。素直におめでとうございますと祝って「お前こそ店長代理しっかりやれよ」とハッパをかけられました。
そうそう。教えられてばかりでしたが、実は私が店長に教えたことだってあるんですよ?
ギブ・アンド・テイクといいますかなんといいますか。
ある日SVとしての巡回でやって来た店長と、たまたま退店時間だった私はハチ合わせまして。挨拶して変えろとしたら呼び止められた。
「お前、インターネットできるんだよな」
「できるっていうか……まあ」
「今度、家にインターネットが来るんだ」
「はあ」
「……その、初めてでな」
「えっ……今どき!?」
「そーだよ、俺は今どきの男なんだよ」
「意味わかりませんよ。なんで今までネット使ってなかったんですか」
「必要ないだろあんなもん」
「便利ですけどねえ……で、それがなんでまた?」
「いや、それがさ……嫁が」