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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方

嫁?

あ、そーだ。私オッサンとか書きましたけど、それは当時の私から見てであって、今の私よりは全然若かったでしたからね店長。

テニスだったか野球だったかわかんないけど、大学では体育会系だったらしく、浅黒い肌の体は筋肉がっけっこうしっかりついてて、あ! 野球だ思い出した。ケツ筋がモコッてタイプ。

体育会系でも色々ありますが、上下関係に厳しいエラソーなタイプではなくて、気さく系の人。冗談も大好きで、そのへんも私とはウマが合いました。

職場で有能な人は家庭ではだらしないこともあるものですが、そーではなく、家でも有能。綺麗好きなので奥さんよりも早くどこでも掃除してしまうらしい。そして当然料理も作る(カレーじゃないよ)。

さぞや奥さんも満足しているんだろうなーと思ったらそうでもないのか?

「嫁がさ、なんか見たいってしつこくて。。。」
「何が見たいんですか?」
「知らん!」
「知らん、て……^^;」
「説明されても言葉が難しいんだよ。わけがわからん」
「はあ」
「鍵ってわかるか?」
「鍵?」
「インターネットの」
「インターネットの鍵……?」
「部屋に入るのに必要なんだと」
「あーパスワードですかね?」
「知らん!」
「……^^;」
「その顔やめろ!」
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