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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方
・他の誰かに好きな男の子を取られそうになって使う
・エッチがしたいけれど、相手がいない
・練習として後腐れなくエッチがしたい
・変態っぽいプレイがしたいけどできなくて欲求不満
これれらの理由に合わせてヒロインを設計しました。
★メインヒロイン
→他の誰かに好きな男の子を取られそうになって使う
恋心が絡む理由だからメインヒロインに使おう。
好きな男の子が取られそうになるのはツンデレがわかりやすそう。
好きな相手は幼馴染というのもわかりやすいだろう。
それだとあまりにも紋切型すぎる……じゃあいっそ「毒を食らわば皿まで」で、ガッツリ「チョロイン気質」にしてしまえ。
※チョロイン……「チョロいヒロイン」の略。たいした理由もなく主人公に惚れるヒロインの類型のこと。
★サブヒロインA
→練習として後腐れなくエッチがしたい
メインヒロインが権利書を使う理由である、好きな男の子を取っちゃいそうなポジションにしたい。つまり、メインヒロインとも、主人公とも距離が近い関係が望ましい。
じゃあメインヒロインの友達ということにしよう。
ドロドロした展開にならないようにしたいからお茶目でなんでも許されそうな性格にしよう。そのためにはできるだけ主人公に執着しないキャラにしたい。お調子者のコミックリリーフが似合うだろう。
★サブヒロインB
→エッチがしたいけれど、相手がいない
一番わかりやすい理由だからトップバッター向き。
トップバッターだから、みんなが大好きな類型にしよう。黒髪ストレート清楚系美人。もひとつおまけに学級委員長でどうだあっ! 類型的キャラだとメインヒロインもそうだからカブッてないか確認。OK、問題ない。
★サブヒロインC
→変態っぽいプレイがしたいけどできなくて欲求不満
処女っぽくない理由だから「経験者」ということにしよう。このキャラが一番権利書を使う強い動機を持っていそうだから、それを補助する設定を追加してやろう。金持ちで、権力者、上級生。
経験者ということは「恋人」がいてもいい。現在の彼氏に対して不満を持っていることにしよう。
変態プレイと言えばSMだ。女王様っぽい性格でいこう。そしてそのままだと当たり前すぎるから、性癖のほうはマゾにしよう。「メス豚とお呼び!」みたいなチグハグ感のある変なキャラにして物語にアクセントを生ませる役目にしよう。