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第9章 コンテスト受賞作の作り方

ニュートラル（中立）のポジションが抜けていたんだ！
早速つけ加えてみる。んーと、中立状態ねえ……どんな言葉だろう?

共感←無関心→反感

快感←無反応→不快感

こんな感じだろうか？　正解探しではないのでとりあえずこれでいいや。

そうしてみると、小説を書くときに一番いけないこと、望ましくない読者の反応は、必ずしも「反感」や「不快感」ではないのではないかという考えも生まれる。

じゃあ、反感や不快感はあったほうがいいのか？

たとえば男性向けの「凌辱モノ」作品について考える。
あれはどーなの？

私の場合だと、エロライトノベルは「凌辱」か「和姦」に大別されているから、けっこう身近な問題だ。

「ヒロインが無理やりセックスをさせられ、不幸せになる」というストーリー類型のジャンルだ。凌辱モノを書いている作者や読者は何を求めているのか？

答えはひとつではないような気がする。