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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方
「自分が不完全である」に先に気づくと「卑屈」な性格が助長されていく。
「周りが不完全である」に先に気づくと「尊大」な性格が助長されていく。
それでもいずれ、その逆もまたあるのだということに気づいてバランスがとれていく。その中で個性が生じる。
それが少年・少女期~青年期にかけてで、いわゆる人格形成が起きているわけだ。
このファクターを見逃したままキャラクターを作ろうとすると、リアリティがない登場人物ができあがる。
あるいは自分や周囲の「不完全性」に気づかないままその期間を通過してしまって、中年になってしまう人々も何故かいる。
何故そうなのかを考えたりするとクリエイター的には楽しいのだが、実際にそういう人物と付き合わなければならない立場だとちょっと困りますよね。怒りっぽいから、彼ら^^;
創作の話に戻すと、登場人物全キャラに対してやれとは言わないけれど、主人公クラスのキャラについて、そういうことを設定したり考察しておくと深みがでます。深みが必要ないときは逆に、そういうことは考えない方がいい。