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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方
★オススメその1
『ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か』
(著)エリヤフ・ゴールドラット
実は『僕ゐゑ』はこの本の手法を取り入れて書かれています。
既読の方は、今こうして言われてみれば「あっ! そうか!」と気づいたかもしれない。
言われないとわからない。そのまんまじゃなくて、上手~く工夫していますからね。上手くパクるとはこのこと。傍目には全く違うモノにしか見えない。
んで、「……て、ことは、この先の展開って……まさか」なんてね。フフフ、気づいちゃった? 読み返してみたらコイツ、だらだらやってるフリしてしれっと伏線全部仕込み終わってんじゃねーか! みたいな(笑)
ドゥフフ、まだ、黙っといて下さいね^^
『ザ・ゴール』で取り扱われているのは「TOC理論」の実践です。
ユニークなのは技術論を小説形式にすることで、実践の物語としている所。だから読んでいて退屈しない。それどころか多分、読み始めたらとまらなくなるでしょう。
主人公は採算悪化のために閉鎖目前の工場に努める工場長。なんとかしないと自分も含めてみんながクビになっちゃう~ん>< というのっけから大ピンチの展開。
そんな彼が学生時代の恩師である物理学者の先生に出会い「TOC理論」を教えられ、それを実践することで工場を生まれ変わらせていきます。職場ばかりか彼自身の家庭生活すらも!
TOC(セオリー・オブ・コンストレイン)というのは日本語でいうと「制約条件の理論」。
ぶっちゃけていうと、自分の行動のうち目的を阻害・制約している部分(ボトルネック)はどこかを徹底的に洗い出して、そこを改善していけば自ずと物事は上手く行くようになるというような理論です。
私が超スピードでデビューをしたのも、実はこの「TOC理論」を応用して行動を改善していったからなのですが……って、なんか怪しいセミナーの勧誘文句みたいですが(笑)
それはおいても、読み物として読者をグイグイ引っ張る仕掛けもしっかりしており、そこを研究するのも勉強になります。
12~20時間もあれば読めるかと。
読み始めると止まらない中毒性の高さがやや難^^;