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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方
『荒木飛呂彦の漫画術 』 (集英社新書)
(著)荒木飛呂彦
超人気少年漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの作者の仕事テク大公開。
荒木先生は絵だけではなくストーリーテリングが物凄く巧みなのですが、その秘密が惜し気もなく暴露されています。
元々はファッション・デザイナーを志されていた方でもあり、論理型と直観型が高次元でまとまった、頭脳とセンスを兼ね備える超ハイスペッククリエイターだと思います。
ときどき説明が直観的なんですが、直感型の人はむしろそのほうが理解がしやすいかもしれません。かといって論理もおろそかにされてはいません。
「こうしているのはこうだから」とキチッと理由があることばかり書かれいます。
プロットを練り上げていく際の順序など「ああ、だから先生の作品は構成がこんなにしっかりしているんだ」と納得。
その他、心構え、プロフェッショナルとはなんなのか、次々デビューしていく投稿時代のライバルたちを横目に見ながらどう考えたかなど、メンタルに効くお話も。
私が一番感銘を受けたのは、デビュー作の完成度に対する先生の自負でした。
「この作品に何か意見を言ってくる編集者は逆におかしい」(当時20歳前後^^;)
えーすごーい^^;
ひとつだけ気を付けるべきなのは「良い子は真似しちゃ駄目だょ」ってことかな。天才を真似しようとすると軽く死ねますから、できることだけ取り入れるつもりで読もうね!
2~4時間で読めるかと。