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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方
もうひとつ気を付けているのは主人公を憎めないいい奴に設定し、それをこの冒頭かそれに続くシーンで早めに伝えることですね。

何故かというと、和姦モノだけを好んで読む読者は凌辱モノが嫌いです。(どっちも好きな人はどっちも読む)すなわち、和姦モノ小説には二種類読者がいて「和姦モノ専」か「和姦と凌辱どっちも派」。

このうちコアユーザーは当然「和姦モノ専」になります。

ということは、コアユーザーとの共通点も出して【共感】を生んでおきたい。
私の考える「和姦モノ専」読者の特徴は「いい人」であることだと思います。凌辱モノは「ヒロインが可哀そうで読めない……」という意見を今まで友達などから沢山聞いてきました。

なので主人公も「いい人」に設定するという具合です。
そうするとコアユーザーの方は感情移入しやすくなります。

しかし、ただの「いい人」だとキャラが弱くなりますから、少し変わった所も入れるという具合です。

『童貞女子』の場合は、ややスケベ度を高めに設定しました。
『エッチをする権利書』では、「憎めない馬鹿」としました。

また、どちらも学園モノなのであり「学園」というのも共感を得られる要素なのですが、対象読者の年齢層は学生以上も含むので、それをメインとは考えません(つまり、冒頭に「学園」という舞台設定があってもそれで安心しないということ)


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