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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方
▼タメ

前述の「波」の話を補足します。

最大の波は物語終盤に配置される「クライマックス(最高潮)」なんですが、この文字通りの「最高潮」である波の高さを最大限に引き出すテクニックとして「タメ」がある。

ストーリーは波の繰り返して展開するので、読者は波に慣れてしまっている。

そんな中で普通に「最高潮」を出してもインパクトは薄れてしまう。

従って、しばらく「凪」の状態を入れてやると良い。これが「タメ」だ。



……たびたび例に引いてしまって恐縮ですが、拙著にて例をご説明しますね。



『貞操観念が逆転して童貞女子がエッチに飢えた学園』では、貞操観念逆転世界に転移した主人公がひたすら「童貞女子」たちとのエッチに巻き込まれる。そして……

と、クライマックス前で一旦「夕暮れの放課後のグラウンド眺めながら校舎前のベンチでたそがれる主人公」というシーンを設けた。

それまでエッチエッチエッチのドタバタの連続で来ていたのでここで転調。落ち着いた雰囲気を情景としても主人公の心理としても描き、今まではこの世界に対して戸惑い驚いていた主人公が、この世界でのオイシイ立場にも慣れ、先のことを考えて余裕をみせる。

そして、一番最初にエッチをしたヒロインを登場させ、エッチではなく微笑ましいラブトーク。続いて幼馴染がやって来るが……

……そこからは一気にクライマックスへとなだれ込む。

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