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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方

▼メッセージ
「あってもなくてもいいもの、それがメッセージ。」
本作ではそう定義付けている。
メッセージの伝え方は色々だ。
となりに座るときちょっと距離を縮めてみるとか、さりげなく手に触れるだとか、「予定入れてないなあ~」とわざとらしく呟いてみるとか、靴箱の中に猫を入れておくとか、「好きです! つきあって下さい!」と勇気を出して告白するとか。
どれでもお好みで。
見所が波や波紋だとするならば、メッセージは波の下、水面下ギリギリのところに配置される。
波次第でチラチラ見えたり隠れたり、あるいはじっと水底を覗き込んだ者だけが見つけることができる、そんなのも奥ゆかしい。それを埋め立てて人工島。あまつさえ軍事施設まで建設し国際判決も無視して自国領だと主張するなど無粋の極み。
ここは方法論というより作者それぞれのセンスではないかと^^
世界にはいろんな国があるように。
読者も色々。作者も色々。

